トランプ米大統領(左)とスターマー英首相=2025年9月、ロンドン郊外(AP=共同)
 トランプ米大統領(左)とスターマー英首相=2025年9月、ロンドン郊外(AP=共同)

 米国とイスラエルによるイラン先制攻撃から1カ月。衝撃は世界に広がり国際秩序がゆがむ。各国から現状を報告する。

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 第2次大戦後から国際秩序の主軸だった米欧同盟の不確実性がかつてなく高まっている。イラン攻撃に踏み切ったトランプ米大統領は、欧州などにホルムズ海峡への艦船派遣を要請。だが応じた国はなかった。「われわれの戦争ではない」(ドイツのピストリウス国防相)。欧州は一線を画し「脱米依存」の動きを加速させるものの、実現に向けたハードルは高い。

 「協力的でなく大きな間違いを犯した」。トランプ氏はイラン攻撃の対応を巡りスターマー英首相を執拗に非難する。英国は米国との「特別な関係」に基づく...

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