
庁舎を建て替え、かさ上げされた愛知県警蟹江署。1階の扉に救助用の小型ボートが保管されている=3月
災害時の対応拠点となる全国150カ所以上の警察本部や警察署が、津波浸水想定区域内にあることが判明した。避難者の誘導や住民の安全確保、混乱下での治安維持など担う役割は大きく、庁舎を建て替えてかさ上げを実施したり、移転を検討したりするケースがみられる。東日本大震災で「想定外」の状況を経験した警察関係者は、徹底した訓練などソフト面の対策も重要と訴える。
▽津波襲来
2011年3月11日、宮城県警気仙沼署(気仙沼市)の警備課長だった早坂純一さん(56)は大きな揺れの後、街頭活動を切り上げ署に戻った。署は海岸から約1・5キロの場所に立地。当時は津波浸水想定区域外だったが、訓練通り高台の独身寮に代替警備...
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