横浜市のスーパー、セルシオ和田町店のコメ売り場=2日
 横浜市のスーパー、セルシオ和田町店のコメ売り場=2日
 水田の稲穂
 横浜市のスーパー、セルシオ和田町店のコメ売り場=2日

 高市政権は1970年代から続いた減反政策の常とう句「需要に応じた生産」との文言を明記した食糧法改正案を決定した。過剰生産による価格下落を恐れる票田への配慮が透けて見え、コメ政策は先祖返りが鮮明となった。食料安全保障を強化するため水田を集約して大規模化し、生産性を高める「強い農業」と両立するのか、疑問符が付く。

 ▽小売りは葛藤

 2025年産米は収穫が大幅に増えたが、店頭価格は4千円台で高止まりした。集荷競争の激化で値がつり上げられ、問屋もより高値で売ろうと在庫を抱え込んだ。

 小売店は価格高騰の影響を受けた。

 横浜市のスーパー、セルシオ和田町店は3月、銘柄米5キロ2袋を10%引きで売った。25年...

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