
前田栄治・ちばぎん総合研究所社長・元日銀理事
2月末の米国とイスラエルによるイラン攻撃開始以降、イラン情勢が目まぐるしく変化し、原油価格も乱高下している。代表的指標の米国産標準油種(WTI)でみると、一時1バレル=120ドル近傍まで上昇。米イランの一時停戦合意が伝わると100ドルを割った。
日本は原油輸入の9割以上を中東に依存しており、価格はドバイ原油に連動する。ドバイ原油は昨年まではWTIとおおむね同水準であったが、本年3月以降はホルムズ海峡の事実上封鎖などを反映し、WTI対比20~30ドル高値で推移している。最近では120~130ドル程度と、2025年平均価格の70ドル弱に比べ8割程度高い。
日本の原油や液化天然ガス(LNG)などの...
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