憲法改正に向けた自民の課題
 憲法改正に向けた自民の課題

 巨大与党の下、衆院の憲法論議が再始動した。高市早苗首相は「改正への挑戦」を掲げるものの、少数与党の参院と溝があり、国会発議の前提条件が整っていない。参政党など新興勢力を巻き込んだ多数派形成や、優先テーマの擦り合わせといった課題が山積しており、改正の道は険しい。

 ▽席巻

 「いよいよ条文案を詰める段階に入っているのではないか」。9日、衆院憲法審査会。自民党の新藤義孝氏は、改憲派が先行させてきた「緊急事態時の国会議員任期延長」の条文化を訴えた。9条への自衛隊明記についても「具体的な条文作成に入りたい」と前のめりの姿勢を示した。

 衆院選前と比べ、円卓式の委員室の様相は一変した。定数50人のうち38人...

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