
旧労働省が求人票を集めた展示会には、開会前から大学生らの長い列ができた=1994年7月、東京都文京区の東京ドーム
高市政権が就職氷河期世代の支援計画を決めた。手をこまねいていれば当事者の生活が老後、一段と困窮して生活保護受給者が急増するなど、社会保障制度や経済全般にも影響しかねないためだ。しかし、計画に盛り込まれた施策に目新しさはなく、石破政権から計画の策定作業を引き継いだ高市政権の本気度を問う声もある。
▽4万円
「物価高で生活は厳しい。貯金もなく、将来が見えない」。東京都杉並区の男性(42)は嘆いた。高校卒業後すぐ職を求めたが待遇の良い仕事に恵まれず、飲食のアルバイトや営業職などを転々。新型コロナ禍では解雇も経験した。清掃関係会社で正社員をしている現在も満足な収入はない。「いつまで健康でいられるか。...
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