
長期経営ビジョンを発表する日産自動車のイバン・エスピノーサ社長=14日午前、横浜市の日産本社
日産自動車が発表した長期経営ビジョンは目玉が乏しく、収支の改善を優先せざるを得ない台所事情がにじんだ。2021年11月に発表した前回の長期ビジョンは10年計画の折り返し地点にもたどり着けずに棚上げした経緯があり、再び画餅に帰す恐れもある。
▽行動指針
「決意表明ではなく行動を起こす指針だ」。エスピノーサ社長は横浜市の本社で開いた説明会で車の「知能化」を訴え、車両を高度に制御し安全に移動できる未来を目指す方針を表明した。
ただ、長期ビジョンとうたいながら最終年度は5年後の31年3月期。投資額も示されず、車種削減で浮いた経費を回すとの説明にとどまった。ビジョンは「どの分野で自らリードし、パートナ...
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