熊本地震で被災した熊本城の3D画像を見ながら当時を振り返る熊本市の大西一史市長=3月、熊本市役所
 熊本地震で被災した熊本城の3D画像を見ながら当時を振り返る熊本市の大西一史市長=3月、熊本市役所
 復旧作業が続く熊本城=3月、熊本市
 復旧作業が進められる熊本城の石垣=3月、熊本市
 解体作業中の熊本城の石垣。元の場所に積み直すため、番号が書かれたシールが貼られている=3月、熊本市
 熊本城の堀の石垣。崩落した石材を回収後、雨水の染み込みや土の崩落などを防ぐため、積み直しまでの応急処置として一時的にモルタルで固められている=3月、熊本市
 城の石垣の構造

 2016年の熊本地震で被災した熊本城は、これまでも災害などで修復を繰り返してきた。過去の詳細な記録はなく、石垣などを元通りにする作業は困難を極める。「全国の城郭は現状を3D(3次元)に残し、災害に備えて」。関係者は教訓を語る。復旧に貢献したのがレーザー測量などを活用した最新技術で、モデルケースとして各地から視察が相次いでいる。

 ▽精神的支柱

 「熊本城は市民の精神的支柱。心に深く入り込んでいる存在だと地震で実感した」。復興を陣頭指揮してきた熊本市の大西一史市長は語った。

 被災後、久しぶりに夜間のライトアップで照らした瞬間、拍手が起きた場面が忘れられないという。「城の復旧と自宅の修理を重ねる市民...

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