
中東情勢への対応を話し合う関係閣僚会議で発言する高市首相=16日午後、首相官邸
政府は国が備蓄する医療用手袋5千万枚を放出する方針を決めた。生産を海外に依存し、速やかな調達が難しいと判断したためだ。石油の放出を始めて1カ月。「目詰まりの解消を一つ一つ進める」(赤沢亮正経済産業相)というが、石油製品は医療以外にも塗料などの分野に広がる。供給網は枝分かれしており、対応は難航する。
▽危機感
「治療やケアの途切れが、命の切れ目につながってしまう」。日本難病・疾病団体協議会の大坪恵太事務局長は16日午前、ヒアリングに呼ばれた参院厚生労働委員会で危機感をにじませた。
命に関わると言及したのが、石油由来の原料を使う透析用チューブと注射器だ。透析用チューブは国内で腎疾患を抱える約33...
残り562文字(全文:862文字)














