米新興企業アンソロピックが開発した最新の人工知能(AI)モデルが、サイバー攻撃を大きく変える可能性があるとして警戒感が広がっている。ウェブブラウザーなどの脆弱性を見つけ出す能力が飛躍的に高まったとされ、悪用への備えを構築できるかどうかが焦点となる。米当局が金融機関のトップを集めて緊急会合を開いたと伝わるなど、関連する動きが出始めている。

 ▽圧倒

 「大半の人間を圧倒する水準」。アンソロピックは新型のAIモデル「クロード・ミトス」について能力の高さをこう表現した。試験段階では複数の弱点を自動的に見つけ、攻撃手法の構築につながる可能性も確認したという。悪用された場合、サイバー攻撃の高度化や大規模化...

残り842文字(全文:1142文字)