
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、議長のベセント米財務長官が途中で退出する異例の事態となった。米イスラエルのイラン攻撃に端を発した物価高に直面する実体経済を前に、残された面々は身動きが取れず、国際協調体制の瓦解を露呈した形だ。どこ吹く風とばかりに、株式市場は戦闘終結への思惑から過熱気味だ。
▽税金還付
「大統領とご一緒できて光栄だ」。米首都ワシントンで開かれたG20の会場を後にしたベセント氏は、西部ネバダ州ラスベガスに飛んだ。トランプ米大統領とともに看板の減税政策を訴える会合に出席するためだった。
ベセント氏は内政を優先せざるを得ない事情がある。米国は確定申告を終えた人への...
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