Umios(ウミオス、旧マルハニチロ)が試験飼育中のサンマ=2025年7月、鹿児島県南さつま市(同社提供)
 Umios(ウミオス、旧マルハニチロ)が試験飼育中のサンマ=2025年7月、鹿児島県南さつま市(同社提供)
 Umios(ウミオス、旧マルハニチロ)が養殖に成功したサンマ=2025年8月、鹿児島県南さつま市(同社提供)
 北太平洋漁業委員会の年次会合の開催会場に掲げられたバナー=17日午後、大阪市

 比較的安価な魚で「庶民の味方」として知られるサンマ。北太平洋漁業委員会(NPFC)の会合によると、海洋環境の変化などから推定資源量はピーク時の3割程度に落ち込んでいる。未来が危ぶまれる中、難しいといわれてきた養殖技術を確立できるかどうかが鍵となっている。

 ▽1・7倍

 「できればもっと取りたいと思う漁業者も出てくるだろう」。サンマの水揚げ量が多い北海道の漁業関係者の男性は明かす。2025年の日本のサンマ漁獲量は6万4800トンと前年の約1・7倍に達した。サンマの通り道となる親潮が予想以上に北海道沿岸側に入り込んだことから、日本の排他的経済水域(EEZ)内で漁獲量が増えた。

 スーパーの元バイヤー...

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