チョルノービリ原発のセルヒー・タラカノフ所長は、事故後に国際社会が打ち出した原子力の平和利用には安全が最優先だという理念が、ロシアのウクライナ侵攻で揺らいでいると訴えた。国際原子力機関(IAEA)などがロシアを明確に批判していないと指摘。「世界は事故の教訓を学んでいない」と嘆いた。ウクライナ北部スラブチチで3月、取材に応じた。
ロシア軍は2022年2月の侵攻初日にチョルノービリ原発を制圧、約1カ月占領した。南部ザポリージャ原発を同年3月に掌握し「国有化」を宣言。タラカノフ氏は「主要な原発を押さえ、電力という生命線を奪う狙いがあった」とみる。
その後も攻撃で両原発が外部電源を喪失する事態が頻発...
残り199文字(全文:499文字)











