
熊本県菊陽町・くまもとサイエンスパーク(イメージ)、熊本市、熊本空港、八代市、水俣市
半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が進出した熊本県で「南北格差」が表面化している。工場周辺や北部は活況を呈する一方、地理的に離れた南部は経済的恩恵が薄いためだ。地元自治体は南部にも波及効果を呼び込もうと、工業団地を活用した企業誘致などに腐心している。
「成長に向けた準備が着々と進んでいる」。2026年1月初旬、熊本市で開かれた地元経済界の新年祝賀会で、熊本商工会議所の久我彰登会頭は半導体関連産業の集積を誇らしげに語った。
TSMCが熊本進出を表明した2021年以降、工場のある菊陽町周辺では関連企業が相次いで設備投資に乗り出した。TSMCは建設中の第2工場で、国内初となる回路...
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