
取材に応じる連合の芳野友子会長=18日、厚労省
実際の労働時間ではなく、一定時間働いたとみなして賃金を払う裁量労働制を巡り、労使が激しく火花を散らしている。適用拡大を目指す経営者側と、長時間労働の助長を懸念する労働者側が真っ向から対立。高市早苗首相主導の「肝いり」案件なだけに、双方に歩み寄りの気配はなく、決着が見通せない状況だ。
▽議論加速
「裁量労働制の拡充というものは必要ない」。18日、上野賢一郎厚生労働相との面会直後、芳野友子連合会長が報道陣に強い口調で話した。この日、裁量制見直しなどへの緊急提言をした芳野会長は、経営者側が主張する制度導入による生産性向上についても「根拠が示されていない」と切り捨てた。
裁量労働制は、働く人に仕事の進め方...
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