4月に文科省の聞き取り調査を受けた学校法人同志社=京都市上京区
 4月に文科省の聞き取り調査を受けた学校法人同志社=京都市上京区
 文部科学省の認定内容
 文科省=22日午後

 平和を学ぶ高校の研修旅行中に起きた沖縄県辺野古沖の転覆事故で、文部科学省は「偏った教育内容だった」との判断を明確に示した。学校の自主性を尊重してきた従来姿勢とは一転したように映る。背景に、米軍基地を巡る反対運動へ神経をとがらせる自民党保守派の影がちらつく。専門家は「教員に不安が広がり、平和教育そのものが後退しかねない」と危ぶむ。

 ▽反対色

 「さまざまな見解を十分示していなかった」。22日に学校法人同志社(京都)への指導を発表した松本洋平文科相は、高校教員が船に同乗しなかったことなどの安全管理の不備にとどまらず、カリキュラムそのものの問題点に言及した。

 文科省が重く見たのは米軍基地に関する「反対色」...

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