
遠藤美幸(左)と中国雲南省の戦場で亡くなった少尉のおいの荒川洋。2025年11月、2人は遠藤が代表世話人を務める第56師団(龍兵団)東京地区戦友会の慰霊祭である永代神楽祭に参列した。茶話会で、元将兵が多数参加していた頃の戦友会などについて語り合った後、帰路に就いた=東京都千代田区
2001年の夏、東京に住む遠藤美幸(62)の元に段ボール箱が届いた。
送り主は小林憲一。日本航空の客室乗務員として働いていた1985年、小林はニューヨーク便の向かいの席に座っていた。日航のOBだったため話が弾み、家に遊びに行くように。妻とも親しくなり、16歳で母親を亡くした遠藤を娘のようにかわいがってくれた。
中国雲南省の拉孟で1944年、約1300人の日本軍が中国軍に包囲され、約3カ月で「玉砕」した。飛行兵だった小林は、山中の陣地に上空から物資を何度も投下した。届いた箱には戦地での日誌などが入っており、拉孟戦を後世に伝えてほしいと手紙に書かれていた。
驚いた。15年来の付き合いなのに戦争の話を聞...
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