両津港から陸揚げされたクロマグロ。例年の漁期より前倒しで大型が揚がっている=4月、佐渡市春日
両津港から陸揚げされたクロマグロ。例年の漁期より前倒しで大型が揚がっている=4月、佐渡市春日

 佐渡市の内海府沖の大型定置網でクロマグロの異例の豊漁が続いている。今年は1月から100キロ超の大型が次々と網にかかり、例年なら最盛期となる6月を前に、本年度の漁獲枠の上限に到達しそうな状況だ。漁業関係者は網にかかった魚を海に放したり、網を撤去したりと苦渋の対応を余儀なくされており、漁獲枠の拡大や制度の見直しを求める声も上がっている。(佐渡総局・長尾胡春)

 クロマグロの漁獲枠は資源管理のため、国際合意に基づき水産庁が都道府県に配分している。新潟県水産課によると、大型クロマグロ(30キロ以上)の新潟県漁獲枠は本年度当初配分で131・6トン。このうち、内海府漁業生産組合には約62トンが割り当てられている。

 佐渡市鷲崎、北小浦、黒姫の各漁港の沖合に大型定置網を構える組合は、今年に入って大型クロマグロの豊漁が顕著だ。...

残り533文字(全文:889文字)