薬物使用の依存症回復プログラムで悩みを打ち明け合う受刑者ら=14日、甲府刑務所
 薬物使用の依存症回復プログラムで悩みを打ち明け合う受刑者ら=14日、甲府刑務所
 拘禁刑の24処遇課程

 懲役と禁錮を一本化した「拘禁刑」の導入から6月1日で1年となる。受刑者に対する「懲らしめ」から再犯防止に軸足を移し、個々の特性に対応できるよう処遇プログラムを刷新した。懲役で定められていた刑務作業が義務ではなくなり、刑務所内の光景は一変。肯定的な受け止めも多いが、効果が実証されるのはまだ先とあって現場の模索はしばらく続きそうだ。

 ▽対話

 「人生の半分以上は違法薬物と付き合っている状態。社会に出てからの不安が大きいです」。5月中旬、甲府刑務所(甲府市)の作業場の一角。男性受刑者が悩みを打ち明けると、半円状に座った他の受刑者たちがうなずいた。

 拘禁刑導入に合わせ、甲府刑務所では薬物使用歴のある受刑者に...

残り738文字(全文:1037文字)