5月9日、記者会見するロシアのプーチン大統領=モスクワ(タス=共同)
5月9日、記者会見するロシアのプーチン大統領=モスクワ(タス=共同)
服部倫卓氏(本人提供)
ホルムズ海峡の船舶。米国との軍事的緊張が高まる中、複数の船舶が停泊していた=5月5日、イラン南部バンダルアバス沖(共同)

 ロシア経済は2025年に続き26年初頭も低迷が続いた。そこで始まったイラン戦争。経済は息を吹き返すのか。ロシアには5年目に入ったウクライナ戦争を続ける力がなお残されているのか。北海道大スラブ・ユーラシア研究センターの服部倫卓教授に聞いた。(共同通信=太田清)

 ▽元凶はすべて戦争にある

 ―開戦時の2022年を除き、23、24年と高成長が続いたロシア経済も昨年25年には成長率1・0%と明らかに鈍化の兆候が表れた。この状況をどう見ればいいでしょうか。

 「一言で言って、軍需産業を中心に経済を引っ張っていく『軍事ケインズ主義』(ケインズ経済学における「不況期の財政出動(公共投資)」の代わりに軍事支出で経済を...

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