卵を背負うコオイムシの雄(大庭伸也・長崎大准教授提供)
 卵を背負うコオイムシの雄(大庭伸也・長崎大准教授提供)
 卵を背負うコオイムシの雄(左)と雌(大庭伸也・長崎大准教授提供)

 昨今、人間社会では男性の育児参加が広がりつつありますが、生き物の中にはさらに進んで、雄が単独で子育てをする種もいます。たとえばカメムシの仲間の「コオイムシ」。これまでの研究で不思議な生態が分かってきました。

 Q どんな生き物?

 A 沖縄を除く日本全国に分布し、水田や沼地などに生息している体長2センチ程度の昆虫です。交尾後に雌が雄の背中に卵を産み付けます。雄は同時に複数の雌の卵を背負い、ふ化するまで単独で世話をします。

 Q 雄が子育てをする理由は?

 A 雄は卵を背負うと目立って外敵に見つかりやすくなります。また、羽を広げられないため、飛んで逃げることもできません。しかし、なぜか雌にモテるのです。

 Q どういうこ...

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