
衛星を載せる台座=2021年2月、鹿児島県の種子島宇宙センター(JAXA提供)
日本の主力ロケット「H3」6号機が10日打ち上げられる。昨年12月の8号機の失敗から約6カ月。急ピッチで原因究明を進め、衛星を載せる台座の不具合を特定、対策を講じた。もう一つの主力ロケット「イプシロンS」や民間での開発が難航する中、自国で人工衛星や探査機を打ち上げる宇宙輸送手段確保に向け正念場を迎える。
▽過信
「それなりに実績がある部分だと思っていたのが、ある意味過信だったのかもしれない」。今年5月中旬の記者会見で、8号機の失敗原因を問われた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の有田誠プロジェクトマネージャは苦い表情で答えた。衛星台座は、H2Aロケットから引き継いだ部分だったからだ。
8号機は、2段...
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