大事な試合に向け練習に励む若手(左)に、柔らかな笑顔を向けるトレーナーの八重樫東。つかの間のリラックスタイム=2026年3月、横浜市の大橋ボクシングジム
 大事な試合に向け練習に励む若手(左)に、柔らかな笑顔を向けるトレーナーの八重樫東。つかの間のリラックスタイム=2026年3月、横浜市の大橋ボクシングジム
 トレーナーの八重樫東(右)のミットをめがけパンチを打ち込む武居由樹。2人とも鋭いフットワークで実戦さながら=2026年3月、横浜市の大橋ボクシングジム
 若き日の大橋秀行の写真を外壁に掲げた大橋ボクシングジムのビルを背に取材に応える八重樫東=2026年3月、横浜市
 弾力性のある2本のスティックを使い、選手の練習相手を務める八重樫東(中央)=2026年3月、横浜市の大橋ボクシングジム

 現役時代は弱い自分と徹底的に対話し、命がけで勝ちにいく覚悟をつくっていたと八重樫東(43)は振り返る。

 プロボクシング世界3階級制覇の「激闘王」。2020年秋に引退してトレーナーに転じ、4階級制覇のスーパースター井上尚弥(33)らジムの後輩を支える。

 「もともとコミュニケーションが苦手で、最初はどうしていいか分からなかった」と打ち明ける。

 (敬称略、筆者・山下憲一、写真・今里彰利=共同通信/年齢や肩書は新聞向けに配信した2026年4月10日時点のものです)

 ▽途方に暮れる

 野球とバスケットボールに親しんだ岩手県北上市での少年時代は、体が小さいこともあり、常に「いじられキャラ」。自信はないが負けず嫌いで...

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