神像の3Dデータ画像を見る大分県立歴史博物館研究員の井大樹さん=3月、大分県宇佐市
 神像の3Dデータ画像を見る大分県立歴史博物館研究員の井大樹さん=3月、大分県宇佐市
 複製された神像を見せる大分県立歴史博物館研究員の井大樹さん=3月、大分県宇佐市
 複製した神像を着色する地元高校生=3月、大分県宇佐市の大分県立歴史博物館
 大分県国東市の神社の神像の複製品(左)と実物(大分県立歴史博物館提供)
 和歌山県内の仏像盗難件数

 寺や神社から文化財が相次いで盗まれたことを受け、対策として和歌山県で始まった「お身代わり仏像」プロジェクトが各地で普及し始めた。3Dプリンターで複製した仏像や神像を寺社に置き、本物は博物館で保管する。災害への備えにもなる上、取得した3Dデータを活用する動きもある。ただ、製作費や要員確保など課題は多い。

 プロジェクトの発端は、2010年から11年春にかけて和歌山県内60カ所の寺社で計約160体が被害に遭った連続窃盗事件。県立博物館の学芸員だった大河内智之さん(51)が対策として考えついたのが、身代わりとなる仏像の製作だった。

 仏像を複製し、視覚障害者が直接触れられるようにする事業を手がけており、培...

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