
ドミトリー・トレーニン氏
旧ソ連のナチス・ドイツに対する「戦勝記念日」の5月9日、モスクワのクレムリンで記者会見したプーチン大統領は「ウクライナ紛争は終結に向かっている」と述べた。その後、カザフスタンの首都アスタナで「戦闘が続く状況下で具体的時期を示すのは不可能だ」と説明した。
プーチン氏の発言は、ウクライナとロシアが互いをドローンで集中攻撃する「空中戦」が激化し、「地上」での進軍が困難な状況下で出てきた。ウクライナでの「特別軍事作戦」が終結する展望はあるのだろうか。
▽消えた合意
ウクライナ危機におけるロシアの目的は常に限定的だった。「ロシアによるウクライナの併合」には決して言及しておらず、「ソ連の復活」や「東欧への支配...
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