
17日、フランス・エビアンで記者会見するトランプ米大統領(左)(ロイター=共同)
米国とイランの戦闘が3カ月半以上を経て終結した。世界経済を混乱させたホルムズ海峡の封鎖を解きたい一心で譲歩を重ねたトランプ米大統領。海峡通航時の課金の可能性や機雷の恐怖という新たな障害を生み、海峡が開放されていた開戦前の原状に戻すことさえできそうにない。目的が曖昧なまま始めた戦争によって「何を得たのか」という問いがトランプ氏に突き刺さる。
▽戦略的勝利
「経済的大惨事は見たくなかった。フーバーは最もなりたくない人物だ」。17日、トランプ氏は先進7カ国首脳会議(G7サミット)後の記者会見で、1929年に始まった世界恐慌で対策が不十分だと非難されたフーバー大統領を引き合いに出した。海峡封鎖で窮地に追...
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