日本と南米の関税同盟メルコスル(南部共同市場)は貿易、投資の自由化を目指す通商協定の締結交渉を6月中に始めると発表した。実現すれば日本にとって環太平洋連携協定(TPP)などと同じ広域の協定となる。トランプ米政権の高関税政策で大きな打撃を受けた自由貿易体制を修復する一助になり得るだけに、歓迎したい。
メルコスルには中南米最大の経済国ブラジルとアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ボリビアが加盟し、5カ国の国内総生産(GDP)は計3兆ドル(約480兆円)規模に上る。南米は畜産が盛んで、日本の畜産業に影響を及ぼしかねない。輸入品に対抗する競争力強化が課題となる。
自由貿易体制は関税など通商上の障壁を下...
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