
宇治徳洲会病院で開かれたコンサート。竿下和美の思いがこもる演奏に患者らが聞き入った=2026年2月、京都府宇治市
「聴く人の、そして私の心を照らす『音のともしび』になれば」。京都府京田辺市の自宅で朝、竿下和美(51)は愛用のピアノに向かう。がんと闘い、迎えた新しい日をいとおしむように、1曲を1回だけ弾く。
演奏の様子は動画に収め、交流サイト(SNS)に投稿する。「一歩踏み出すきっかけになった」「私も病気です」と感想が届く。遠くで心待ちにしている誰かがいる。
2026年3月末、選んだのはシンガー・ソングライター小田和正の一曲。どんな時もきっとそばにいるから…。伝えた思いは、こだまのように自らも励ましてくれる。
(敬称略、筆者・広瀬圭一、写真・今里彰利、林昌三=共同通信/年齢や肩書は新聞向けに配信した2026年5...
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