10代、20代の若者に人気があるような、流行の話題に疎い。そんな筆者でも、SNSなどで見たことがあるタレントたちが、目の前の舞台に立っていた。年がいもなく、胸が躍った

▼新潟市で先日開かれたTGCプレイベントでのこと。TGCは国内最大級のファッションの祭典「東京ガールズコレクション」の略称で、7月18日に市内の朱鷺メッセで開催される。機運を盛り上げるプレイベントは約500人を集客した

▼人気グループによるライブやダンスのワークショップ。タレント8人が出演したファッションショー。2時間の催しは、あっという間に終わった

▼本舞台でも豪華な出演陣が流行のファッションや音楽を発信する。華やかな一面に加え、地方開催では地域の活性化にも力が注がれていることは、あまり知られていないのではないか

▼プレイベントでは、タレントが五泉市と見附市産のニットや、新潟市の伝統織物「亀田縞」を使ったアイテムを身に着けて登場した。本番に向け、オリジナルの衣装作りも進む。出演者に提供される県産米粉を使ったスイーツの開発と、そのPRを大学生らが担うプロジェクトもある

▼当日はオーディションで選ばれた6歳から40代までの市民モデル男女6人が、タレントと同じランウェイを歩く。TGCは、地方にいながら全国が注目する大舞台に関われたり、夢への一歩を踏み出せたりする場にもなっている。若者の県外流出が深刻化する中、新潟の魅力を見直すきっかけになるといい。