物価高と人件費増に悩む相模原市のクリーニング会社「エーケー」=6月
 物価高と人件費増に悩む相模原市のクリーニング会社「エーケー」=6月
 最低賃金を巡る労使の主張
 中東情勢の影響で4割値上がりした衣類を包むビニール=6月、相模原市のクリーニング会社「エーケー」

 最低賃金の改定審議が26日、キックオフした。折からの物価高に中東情勢による経済不安が影を落とし、労働者側と経営者側双方の溝は広がる。昨年度は賃上げに前のめりだった石破政権の意向もあり過去最大の上げ幅(6・3%)を記録。高市政権は一転静観の構えで、企業の賃上げに歩調を合わせた5%前後が労使の攻防ラインになる気配だ。

 ▽相殺

 「ぜいたくしなくても生活はぎりぎりだ」。東京都の70代男性はため息をつく。交通誘導のアルバイトに就くが、物価高に相殺され賃上げの実感はない。昼休みに買っていたコンビニ弁当は値上がりし「諦めて塩むすび二つだけ。物価高といたちごっこにならない引き上げを実現してほしい」。

 最低賃金の改...

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