報道対応を終えた国連のグテレス事務総長(手前)に同行する報道官のステファン・ドゥジャリク=2026年4月、ニューヨーク(撮影・大沼廉、共同)
 報道対応を終えた国連のグテレス事務総長(手前)に同行する報道官のステファン・ドゥジャリク=2026年4月、ニューヨーク(撮影・大沼廉、共同)
 朝日が差し込む中、オフィスでオンライン会議に出席する国連報道官のステファン・ドゥジャリク=2026年4月、ニューヨーク(撮影・大沼廉、共同)

 中東の緊張緩和を呼びかけ、ウクライナでの民間人保護、アフリカへの人道支援を要請―。ステファン・ドゥジャリク(60)は世界各地の危機に関する声明を読み上げると眼鏡を額にずらし、20人ほどの記者と向き合った。国連事務総長の報道官として、米ニューヨークの国連本部2階で平日正午に開く定例会見が「主戦場」だ。

 世界最大の国際機関で計15年近く、現在のアントニオ・グテレスを含め3人の事務総長の代弁者となった。「大国が国際法を踏みにじることもある」。紛争がなくならない現実に、平和と安定を訴える声が時折むなしく響く。それでも「事務総長の言葉には力がある」との強い信念がある。

 ▽側近

 報道官の朝は早い。午前6時には...

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