「小さなことを味わい直す時間がもたらされるのが短歌のいいところ」と話す俵万智さん
 「小さなことを味わい直す時間がもたらされるのが短歌のいいところ」と話す俵万智さん

 子育てにまつわる出来事や思いをテーマにした「育児短歌」。テレビ番組の企画をきっかけに注目を集めるようになり、自分で詠んだり、愛好者の作品を楽しんだりすることが育児中の親世代に広がりを見せている。なぜ人気なのだろうか。

 〈おひるごはん娘がかじったとうもろこしまだらな黄色ママの昼食〉

 この作品を詠んだのは、東京都豊島区の主婦若森未来さん(31)。幼い長女を育てる日々の中で「人がかじったトウモロコシをかじることは(わが子のものでなければ)ほぼないな」と感じた時の思いを表現した。

 テレビ朝日系のバラエティー番組「夫が寝たあとに」の育児短歌企画に触発されたと若森さん。それまで短歌を詠む習慣はなかったが、4月...

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