園田寿・甲南大名誉教授
 園田寿・甲南大名誉教授

 自民、維新、国民民主、参政の4党が国会に提出した国旗損壊罪の法案は、著しく不快な方法で国旗(日の丸)を傷つけたり、汚したりする行為に最高2年の拘禁刑を科している。

 日の丸は、日本の歴史や文化、国民性、さらには政治体制など、およそ「日本」という言葉で語られるモノ全ての象徴である。したがって、日の丸を傷つける行為が多くの人に不快感を与えることは十分に理解できるが、他方、例えば1960年代の米国で、ベトナム戦争反対のデモで星条旗が燃やされたように、国の象徴だからこそ国旗の損壊が政府に対する言葉以上の強烈な抗議にもなり得る。

 だから、国旗を刑罰で守るとなると、そこにはかなりの飛躍があることになる。

 そもそ...

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