
国際基督教大名誉教授の森本あんり氏
米建国250周年に当たって感じるのは、合衆国憲法制定200周年を控えた1986年との違いである。私は当時、プリンストン神学大で学ぶため、フルブライト奨学金で米国に渡った留学生の一人だった。
その年のフルブライト留学生は全員が入国直後にバージニア州ウィリアムズバーグに案内された。88年に「信教の自由に関する宣言(ウィリアムズバーグ憲章)」が署名される史跡地である。
憲章は、憲法に基づく「信教の自由」や「政教分離」を祝い、再確認する文書だ。その重み、いわば米国人の「誇りの源」を留学生にも見せたいという明確なメッセージが込められていた。
憲章に署名したのはキリスト教徒だけではない。ユダヤ教徒やイスラム教...
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