ブタ腎臓の移植手術を受け、米・マサチューセッツ総合病院を出る男性(左)=2025年2月(KATE・FLOCK/同病院提供)
 ブタ腎臓の移植手術を受け、米・マサチューセッツ総合病院を出る男性(左)=2025年2月(KATE・FLOCK/同病院提供)
 異種移植用ブタの作製方法

 明治大発ベンチャー「ポル・メド・テック」がブタの腎臓を人に移植する「異種移植」の臨床試験を2028年にも実施すると明らかにした。移植時の拒絶反応を抑える新技術を背景に臨床応用をうかがう段階となり、移植を待つ患者の選択肢として期待は高い。だが米国では移植した腎臓が機能する期間は数カ月と短いのが現状。さらなる改善に向け研究が必要だと専門家は指摘する。

 ▽打開

 腎臓の異種移植は1960年代、米国の医師がチンパンジーの腎臓を使って13例実施した。死亡した人からの提供や長期間の透析が普及する前で、命をつなぐ最後の手段だと考えたからだ。だが大半の事例で腎臓は2カ月以内に機能を失った。動物の臓器に対する人体か...

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