
緑に覆われたブータン・ゲレフー=3月(共同)
ヒマラヤの小国ブータンをインターネットで検索すると、多くのサイトが「幸せの国」という枕ことばをつけて紹介している。経済的な豊かさよりも心の幸せを重視する「国民総幸福量(GNH)」を掲げており、実際、現地に足を運ぶと、日本人と似た顔立ちの穏やかな人々や豊かな自然を目の当たりにでき、安らぎを覚える。
表面だけ見ていると「仕事であくせくせず、のんびりとした時間に身を任せられる。これは幸せだなあ」などと思う。ところが、最近は悩みもあるらしい。現地を取材すると、幸せは待っているだけではやってこないことが分かってきた。(共同通信ニューデリー支局=岩橋拓郎)
▽国を去る若者たち
ブータンは人口が世界最多のインド...
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