
「佐渡島の金山」のシンボル「道遊の割戸」
政府が今年2月に世界文化遺産として、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦した「佐渡島(さど)の金山」について、末松信介文部科学相は28日午前、首相官邸で報道陣の取材に応じ、ユネスコから推薦書の一部について不十分な点があると指摘されたことを受け「誠に遺憾だが、改めて提出することにした」と表明した。政府が目指していた2023年の登録は「難しい状況だ」と述べた。
末松氏はユネスコ事務局に再考を求めるよう書簡を送ったり、文科事務次官をパリに派遣したりしたことを明らかにした上で「ユネスコの判断が変わらないことが、最終的に昨晩遅くに確認された。これ以上議論を続けていても、審査が前に進まない」と説明した...
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