
「佐渡島の金山」のシンボル「道遊の割戸」
永岡桂子文部科学相は30日の閣議後記者会見で、世界文化遺産を目指す「佐渡島(さど)の金山」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に暫定版の推薦書を提出したと正式に発表した。政府は今年2月に推薦書を提出したが、ユネスコから不備を指摘されて再提出を余儀なくされた。記述を修正して、2024年の登録を目指す。
文科省によると、推薦書は29日午後3時(日本時間同10時)ごろ、フランス・パリのユネスコ本部に提出した。永岡氏は「新潟県や佐渡市、関係省庁との連携を強化し、登録実現に全力で取り組む」と述べた。
ただ、ロシアのウクライナ侵攻で世界遺産委員会が無期限で延期されており、政府が目指す24年の登録は...
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