
長岡空襲を紙芝居で語り継ぐ担い手を育成するための講座=長岡市学校町1の市中央図書館
1945年8月1日の長岡空襲を題材にした紙芝居の演者を育てる連続講座が新潟県の長岡市内で開かれている。市が2019年に初めて企画した講座の受講者が技能を保てるよう「フォローアップ」として実施。市内の7人が表現に磨きを掛けている。
空襲体験者の高齢化が進む中、市は誰もが語り部になれる紙芝居に着目。空襲で1歳の娘を失った母の体験に基づく紙芝居「みちこのいのち」を18年に制作し、翌年に演者の養成講座を開いた。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大などでその後、受講者が実際に演じる場が少なく、技能を保つために追加講座を開くことにした。
初回は7月上旬、市中央図書館で行った。市内で紙芝居塾を主宰する今...
残り239文字(全文:539文字)