地域での感染症の発生状況や、注意が必要な感染症の情報を週に1度、お知らせします。
流行の規模が大きかったり、流行が続いたりする恐れがある場合には「警報」が出ます。
更新は基本的に毎週木曜日です。

※新潟県が毎週公表する感染症情報(週報速報版)を基にしています。データの見方 »
2025年第42週(10月13日から10月19日まで)

インフルエンザの流行状況

感染者数の多い地域

1 糸魚川市 3.00
5 魚沼市 1.50
※定点医療機関当たりの報告数が上位の5つ(同順位の場合は全て表示。新潟県全体は除く)

感染者数の増加が多い地域

1 糸魚川市 2.50人増
2 五泉市・阿賀町 2.00人増
3 魚沼市 1.50人増
※定点医療機関当たりの報告数の増加が前週比で上位の5つ(同順位の場合は全て表示。新潟県全体は除く)
  • ※実数は指定届出機関(定点医療機関)からの患者報告の総数。定点当は実数を指定届出機関(定点医療機関)の総数で除したもの
  • ※前週の値は定点当のもの。「上昇」「下降」「変化なし」は定点当の前週比を表しています

インフルエンザってどんな病気?

 インフルエンザウイルスによる感染症で、感染力が非常に強い。38℃以上の発熱、筋肉痛、頭痛、倦怠感、咳、くしゃみ、鼻水などの症状が出る。

 咳やくしゃみで飛び散った飛沫を吸いこんだり、飛沫で汚染されたものを触った手でものを食べたり、目をこすったりするとうつる。

 1月~2月が流行のピークで、4月、5月まで散発的に続くこともある。

 高齢者や小さな子ども、持病がある人は重症化し、肺炎を起こすことがある。小さな子どもは「インフルエンザ脳症」という重い合併症を起こすことがある。

インフルエンザ予防のポイント

 手をよく洗う、手をアルコール消毒する。

 発症する可能性を減らし、もし発症しても重い症状になるのを防ぐワクチンがある。ただ、ウイルスの型が変化するなどの理由から、毎年接種しなければ効果がないとされる。

※国立感染症研究所、厚生労働省の資料などを基に作成

ページに掲載している流行状況のデータは、新潟県が発表する感染症情報を基に作成しています。

数字は速報値で、前の週に公表された数値とは異なる場合があります。

「警報」について

流行の規模が大きかったり、流行が続いたりする恐れがある場合には「警報」が出ます。

定点医療機関からの患者報告数が一定のレベルを超えた場合、新潟県が注意を呼びかけるために発表するものです。

新潟県の警報の基準値は、これまでの感染症発生動向調査データから、下の通り定められています。

感染症 警報レベルの基準値
(開始)
警報レベルの基準値
(終息)
インフルエンザ 30.0 10.0

咽頭結膜熱

3.0 1.0

A群溶連菌咽頭炎

8.0 4.0

感染性胃腸炎

20.0 12.0

水ぼうそう

2.0 1.0

手足口病

5.0 2.0

りんご病

2.0 1.0

ヘルパンギーナ

6.0 2.0

おたふくかぜ

6.0 2.0

急性出血性結膜炎

1.0 0.1

流行性角結膜炎

8.0 4.0

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