地域での感染症の発生状況や、注意が必要な感染症の情報を週に1度、お知らせします。
流行の規模が大きかったり、流行が続いたりする恐れがある場合には「警報」が出ます。
更新は基本的に毎週木曜日です。

※新潟県が毎週公表する感染症情報(週報速報版)を基にしています。データの見方 »
2025年第42週(10月13日から10月19日まで)

クラミジア肺炎の流行状況

感染者数の多い地域

感染者が報告されている地域はありません

感染者数の増加が多い地域

感染者が増加している地域はありません

クラミジア肺炎ってどんな病気?

 細菌の一種「クラミジア」に感染することで起きる呼吸器疾患。

 病原体は肺炎クラミジアとクラミジア・トラコマチス。肺炎クラミジアは急性の上気道炎や気管支炎や肺炎などを引き起こす。小児や高齢者で多く見られる。高齢者や、基礎疾患がある人の場合は重症化することがある。無症状であることも少なくない。飛沫感染する。

 クラミジア・トラコマチスによる肺炎にかかるのは、新生児や乳幼児に限られる。クラミジア子宮頸管炎を持つ母親から、分娩時に感染する。通常は熱が出ず、痰が絡んだ咳や、のどがゼーゼー鳴るなどの症状が出る。低出生体重児などでは重症化する場合もある。

クラミジア肺炎予防のポイント

 肺炎クラミジアの場合は、手洗いをし、患者の咳のしぶきを吸い込まないようにする。クラミジア・トラコマチスの場合は、妊婦の感染を早期発見・治療する。

※国立感染症研究所、厚生労働省の資料などを基に作成

ページに掲載している流行状況のデータは、新潟県が発表する感染症情報を基に作成しています。

数字は速報値で、前の週に公表された数値とは異なる場合があります。

「警報」について

流行の規模が大きかったり、流行が続いたりする恐れがある場合には「警報」が出ます。

定点医療機関からの患者報告数が一定のレベルを超えた場合、新潟県が注意を呼びかけるために発表するものです。

新潟県の警報の基準値は、これまでの感染症発生動向調査データから、下の通り定められています。

感染症 警報レベルの基準値
(開始)
警報レベルの基準値
(終息)
インフルエンザ 30.0 10.0

咽頭結膜熱

3.0 1.0

A群溶連菌咽頭炎

8.0 4.0

感染性胃腸炎

20.0 12.0

水ぼうそう

2.0 1.0

手足口病

5.0 2.0

りんご病

2.0 1.0

ヘルパンギーナ

6.0 2.0

おたふくかぜ

6.0 2.0

急性出血性結膜炎

1.0 0.1

流行性角結膜炎

8.0 4.0

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