※新潟県が毎週公表する感染症情報（週報速報版）を基にしています。データの見方 »
2025年第35週（8月25日から8月31日まで）
A群溶連菌咽頭炎の流行状況
警報基準超えの地域
魚沼市
定点医療機関からの患者報告数が 8.0 を超えると「警報」が出されます。
感染者数の多い地域
※定点医療機関当たりの報告数が上位の５つ（同順位の場合は全て表示。新潟県全体は除く）感染者数の増加が多い地域
※定点医療機関当たりの報告数の増加が前週比で上位の５つ（同順位の場合は全て表示。新潟県全体は除く）
- ※実数は指定届出機関（定点医療機関）からの患者報告の総数。定点当は実数を指定届出機関（定点医療機関）の総数で除したもの
- ※前週の値は定点当のもの。｢上昇｣｢下降｣｢変化なし｣は定点当の前週比を表しています
A群溶連菌咽頭炎ってどんな病気？
Ａ群溶血性レンサ球菌による上気道感染症。
突然の発熱や全身のだるさ、のどの痛みなどの症状が出る。嘔吐（おうと）を伴うこともある。舌が腫れ、イチゴのような赤い粒々ができる「イチゴ舌」になることがある。まれに重症化し、全身に赤い発疹が出る「しょう紅熱」を起こしたり、リウマチ熱や腎炎の原因となったりすることがある。
小学校に通う年齢の子どもに最も多く、家庭や学校などでの集団感染が起きやすい。冬と春から初夏に感染報告が増える傾向がある。菌が付いた手で口や鼻を触ったり、患者の咳やくしゃみで飛び散った唾液や鼻水を吸い込んだりすることで感染する。
A群溶連菌咽頭炎予防のポイント
うがいや手洗いを徹底し、身近に感染者がいる場合は濃厚接触を避ける。
※国立感染症研究所、厚生労働省の資料などを基に作成
ページに掲載している流行状況のデータは、新潟県が発表する感染症情報を基に作成しています。
数字は速報値で、前の週に公表された数値とは異なる場合があります。
「警報」について
流行の規模が大きかったり、流行が続いたりする恐れがある場合には「警報」が出ます。
定点医療機関からの患者報告数が一定のレベルを超えた場合、新潟県が注意を呼びかけるために発表するものです。
新潟県の警報の基準値は、これまでの感染症発生動向調査データから、下の通り定められています。
| 感染症 | 警報レベルの基準値 （開始） |
警報レベルの基準値 （終息） |
|---|---|---|
| インフルエンザ | 30.0 | 10.0 |
|
咽頭結膜熱 |
3.0 | 1.0 |
|
A群溶連菌咽頭炎 |
8.0 | 4.0 |
感染性胃腸炎 |
20.0 | 12.0 |
|
水ぼうそう |
2.0 | 1.0 |
|
手足口病 |
5.0 | 2.0 |
|
りんご病 |
2.0 | 1.0 |
|
ヘルパンギーナ |
6.0 | 2.0 |
|
おたふくかぜ |
6.0 | 2.0 |
|
急性出血性結膜炎 |
1.0 | 0.1 |
|
流行性角結膜炎 |
8.0 | 4.0 |