太平洋戦争末期の空襲で犠牲になった市民らを追悼する献花式が10日、新潟市中央区の水戸教公園で行われた。地元住民ら約50名が参列し、平和を願った。
市によると、1945年8月10日、米戦闘機16機が新潟港を中心とする市内各所へ銃爆撃し、住民ら少なくとも47人が亡くなった。
式では、中原八一市長が「多くの市民が犠牲となった。平和への思いを伝え続け、世界の恒久平和を願う」とあいさつした。
この日は、市内で開かれた「新潟の戦争の記憶をたどるツアー」の参加者約15人も出席した。参加者の1人で西区の男の子(10)は「新潟の戦争の事をよく学ぶことができ、想像以上にひどい歴史だと思った。争いのない平和な世界になってほしい」と話した。