31日投開票の衆院選は、新型コロナウイルス対策や経済政策が主要な争点となる一方、北朝鮮による拉致被害者救出に向けた論戦は低調だ。各党は拉致問題の解決を主張や公約に盛り込んだが、新潟県内の街頭で訴える候補者は少ない。被害者家族は「問題は深刻なのに焦点化されにくい」と置き去りを懸念。被害者も家族も高齢化が進み、解決が急がれる中、具体的な成果を政治に求めている。
北朝鮮を巡っては、主要各党は拉致問題の解決に取り組むと主張する=表=。しかし、拉致問題への考えの違いが有権者には見えにくいのが実情だ。
「全部を見ているわけではないが、お金の分配など経済の話が多い印象」。新潟市で拉致された横田めぐみさん=...
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