日米開戦81年に合わせ、打ち上げられた慰霊の花火「白菊」=8日午後5時ごろ、長岡市
日米開戦81年に合わせ、打ち上げられた慰霊の花火「白菊」=8日午後5時ごろ、長岡市

 旧日本軍が米ハワイの真珠湾を攻撃してから81年となった8日、攻撃を指揮した山本五十六の出生地・新潟県長岡市で、戦争犠牲者への鎮魂の花火「白菊」が打ち上げられた。世界で戦火がやまない中、市民が平和への思いを深めた。

 市民有志でつくる実行委員会が開戦70年の2011年から毎年実施。午後5時ごろ、戦争やテロの犠牲者を慰霊する白菊2発、平和への願いを込めた金色の花火1発が、信濃川河川敷から上がった。

 関連イベントに参加した希望が丘小学校の6年生が、白い大輪が夜空に広がるのを見守った。白菊が上がった後、児童は白いハトの形をした風船を空に放ち、戦没者に思いをはせた。

 希望が丘小の女子(12)は「戦争は絶...

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