
太平洋戦争などに従軍した兵士の足取りなどをデジタルアーカイブとして残す東大大学院の三上尚美さん(左)。聞き取りをした長岡市民らに報告する=12月6日
日中戦争や太平洋戦争に出征した新潟県長岡市出身者の歩みと証言をまとめたデジタルアーカイブ「出征兵士の足どり-新潟県長岡市から-」を、東京大大学院の渡邉英徳教授(48)=情報デザイン=の研究室が制作した。戦地を転々とした元兵士や家族に聞き取りし、地図やインタビュー映像で構成。太平洋戦争開戦の8日に合わせ、渡邉研究室のウェブサイトで公開した。
地域で戦争の記憶をどう継承するかをテーマに、同研究室の修士2年三上尚美さん(26)が中心となって制作した。渡邉教授が2020、21年度に長岡空襲の写真をカラー化する事業を手がけ、戦災を語り継ぐ活動があることから長岡を選んだ。
三上さんは昨年から、市民の戦場...
残り383文字(全文:683文字)

























