6434人が亡くなった阪神大震災から、17日で27年となった。
戦後起きた都市直下型地震としては最大の被害となり、高速道の橋脚の倒壊や、大規模火災の映像は今も目に焼き付いている。
この大震災から私たちは耐震化の大切さや火災防止策、被災者の心のケアなど多くを学んだ。
地震が起きた1995年は「ボランティア元年」と呼ばれ、多くのNPOが誕生した。
本県の中越、中越沖地震、そして東日本大震災には多くのボランティアが駆けつけた。
98年の成立にこぎ着けた被災者生活再建支援法も忘れてはならない。「私有財産には税金を投入しない」とする国に対し、作家の小田実さんら被災者が公助の必要性を訴え続け、実を結んだ...
残り305文字(全文:605文字)