わが子が通う小中学校からメールが時々届く。新型コロナウイルス感染に伴う学級閉鎖や部活動休止のお知らせだ。
まん延防止等重点措置は22日に全面解除されたものの、本県では多い日には一日500人を超える感染者が確認されている。
こうした状況下ではあったが、中学校の卒業式に参加できた。晴れ姿を目に刻むことができ、感謝の気持ちでいっぱいだ。
卒業証書の授与。恩師はどのような思いで教え子一人一人の名を呼び、生徒たちは何を思い、返事で応えているのだろうか。あれやこれやと想像しながら、わが子の番を待った。
思えば、長期間の休校、マスク姿の体育祭、修学旅行の行き先変更、感染におびえつつ志望校を目指した受験勉強...
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