燕市のカトラリーを主役に県産食材を使った料理を、県内と東京の飲食店で提供する「カトラリーレシピ・フェスティバル」が2月13日まで開催されている。

 カトラリーとはスプーン、フォーク、ナイフといった金属洋食器。これらに料理を盛りつけたりする斬新な試みだ。

 国内生産量の9割を占める同市産カトラリーは、東京五輪・パラリンピック選手村でも使われた。

 昨今は、安価な輸入品との競争や、ウイルス禍で飲食店での需要が減るなど、厳しい状況が続いているという。こうした業界を盛り上げようと、地元の企業などがフェスを企画した。

 取材で燕市の洋食店の提供メニューを試食させてもらった。薄くスライスしたカブで自家製カラスミ...

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