県内のスポーツ・体育協会の中で最古の歴史を誇る柏崎市スポーツ協会はことし11月、前身の刈羽郡体育協会発足から創立100年の節目を迎える。

 協会は選手の競技力向上や生涯スポーツ振興を担ってきた。その象徴は大正時代の1923年に完成した刈羽郡体育協会グラウンド(現柏崎市陸上競技場)だ。

 弱かった体を体操で鍛えて教員検定に合格した体験を基に、地元を日本一の体育の都にすることを目標に掲げた故坂田四郎吉(しろうきち)氏が建設に尽力した。

 グラウンドは30年に日本陸連の公認競技場となり、当時の国内トップ選手たちが柏崎を訪れて練習に励んだ。

 柏崎は多くの五輪選手を輩出している。陸上3000メートル障害に出...

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